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知っておきたい湯シャン、自然乾燥による悪影響

予防医学・毛髪専門クリニック ヘルスケアクリニック麹町 院長橋口華子氏

みんなが気になる「髪の悩み」と「対策法」について、予防医学・毛髪専門クリニックの院長、橋口先生にうかがってきました。

Q. 最近、一部の芸能人がやっていることで話題になった「湯シャン」って髪にとってよいのですか?

A.シャンプーを使わず、お湯だけで髪を洗う「湯シャン」が流行っていますが、万人にはあまりおすすめできません。なぜならば、お湯だけで髪を洗うと皮脂を落としきれず、角栓や汚れで毛穴が詰まるような状態になってしまう方が多いからです。

とくに男性や若い方は、皮脂がたまりやすい傾向にありますので、シャンプーを使うだけでなく、シャンプーブラシも併せて使うとよいでしょう。
一方で、頭皮の皮脂を必要以上に取りすぎてしまうことは避けなければなりません。洗浄力の強すぎるシャンプーを使用したり、シャンプーブラシを強く頭皮に押し当てたりすることがないよう、注意が必要です。

最近人気の「湯シャン」。人によっては逆効果の可能性も

Q.シャンプー後は「自然乾燥」のほうがよいのでしょうか? それとも「ドライヤー」を使ったほうがよいのでしょうか?

A.とくに髪の短い男性の場合、そもそもドライヤーを使わずに「自然乾燥」で済ませてしまう方も多いと思います。しかし、その場合には注意が必要です。
頭皮に湿気を残したまま一定時間過ごすと、雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。また、きちんと髪を乾かさずに放置してしまうことでキューティクルが開いた状態のままになります。キューティクルが開いた髪は紫外線によるダメージを受けやすくなります。

シャンプー後の「自然乾燥」はNG! 雑菌の温床に

Q.ドライヤーで髪を乾かすときに気をつけておくべきことはありますか?

A.頭髪の健康を保つためにも、シャンプー後はタオルドライをしたうえで、ドライヤーを使って頭皮まで乾かすことが重要です。育毛剤を使う場合でも、きちんと頭皮が乾いている状態で塗らないと効果はありません。

本来、吸収するはずのスペースが水分で埋まっていると、育毛剤が中に浸透しないため、きちんと乾かしてから使用することが大切です。

しかし、一方で髪にとっては高温にさらされ続けることはよいことではありません。そのためドライヤーの温風を使うのであれば、頭皮から一定の距離を離して使うことをおすすめします。

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