特集special

意外と知られていない『AGA (エージーエー) 』の本当の要因とは?

恵比寿美容クリニック院長堀江義明

はじめまして、恵比寿美容クリニック院長の堀江義明です。
当院では薄毛治療のほか、妊娠線・肉割れ治療、傷跡、ケロイド治療などを行っています。今回は男性の3人に1人は悩まされると言われる AGA の本当の要因とそれに合った対策を、わかりやすくご説明したいと思います。

全国の成人男性1,260万人が発症しているAGA

AGA とは Androgenetic Alopecia の略で「男性型脱毛症」を意味します。成人男性、とくに若い方に多く見られる脱毛タイプで、抜け毛が進行し、薄毛がめだつ状態を指します。額の生え際が薄くなるM型、頭頂部が薄くなるO型、またはその双方から薄くなるケースもあります。過去のデータでは、20 - 69歳の成人男性、約3人に1人、日本国内では1,260万人もの人が AGA で悩んでいる症状です。

なかには、脱毛と薄毛は同じだと誤解されている方がおられますが、脱毛症とは成長している途中で抜けた毛が生え替わってこなくなり、毛がなくなっていく症状であり、薄毛は、生えかわりながらもだんだんと毛が細くなり寿命が短くなっていく症状を指します。

AGA になる意外な原因とは?

日傘や UVスプレーなどで紫外線対策を!

一般的に AGA の原因は男性ホルモン (テストステロン) と言われていますが、実はテストステロン自体には薄毛を進行させる作用はなく、テストステロンが変化したジヒドロテストステロン (DHT) が、脱毛作用をもたらすと言われています。ある研究では、このジヒドロテストステロン (DHT) が増える原因として血行不良が挙げられ、毛根付近の血流量がもっとも重要だと考えられています。また、血流が悪化すると毛根に栄養が行き届かなくなり、「栄養失調」のような状態になります。その結果、毛髪の成長が止まるため薄毛が進行するのです。

AGA の原因として血流が重要視される要因として、薄毛の進行部位が挙げられます。薄毛に悩んでいる方でも頭の横側 (側頭部) に毛髪が残っている人を見たことがないでしょうか? その理由として、側頭部には太い血管が通っているので、血流量が多く毛根まで栄養成分が行き届くからです。一方、薄毛になりやすい「生え際」や「頭頂部」では、血管が細く血流量も少ないため、毛根の栄養が不足しがちです。このことからも分かるように薄毛を改善するためには毛根付近の血流量を増やして、毛根の栄養失調を防ぐ必要があります。

AGA の対処法

上記でお伝えしたように、AGA (男性型脱毛症) は、血流を改善することが重要です。「頭皮の血流改善」と聞くと TVCM などの影響もあり「育毛シャンプー」が頭に浮かぶ方もいるかと思います。しかし、頭皮の奥深くにある毛根まで有効成分を届けることは難しいため、「育毛シャンプー」にはあまり効果は期待できません。また、シャンプーに含まれる界面活性剤 (泡立ち成分) が洗い流しきれず頭皮に残ってしまった場合、毛穴にダメージを与えてしまい、逆に薄毛が進行する危険性があります。そのため、どのシャンプーを選ぶかよりも、きちんと界面活性剤を洗い流すことのほうが重要です。具体的にはシャンプーを洗い流した後、追加で1分間のシャワー洗髪をおすすめします。

また、一般的に言われていることですが、血流を悪化させる要因として、タバコやお酒、睡眠不足などが挙げられます。それらを一つ一つ解消していくことで、薄毛治療への近道となります。