【トップアーティスト監修】
夏のメイク崩れを起こさない、最旬のメイク術
朝、メイクをきれいに仕上げても、時間とともに崩れてしまう。汗や皮脂分泌が多くなる夏の「メイク崩れ」はストレスですね。でも、ベースのつくり方で防ぐことができるんです。もうメイク崩れを諦めない。トップメイクアップアーティストに最新のメイク術を教えていただきます。
お話を伺ったのは…

メイクアップアーティスト/カメラマン
内匠 淳(タクミ ジュン)さん
神戸市出身。京都大学文学部卒。関西ビューティープロフェッショナルスクール プロメイク科卒。多数の雑誌、TVなどで活躍中。また、大学、専門学校などの教育機関ほか、企業セミナーなどでの講師・講演活動も行う。タクミジュンメイクアップサロン オーナー兼トップアーティスト。
https://takumi-jun.com/※ヤーマンより依頼したコメントを抜粋・編集の上掲載しています
夏のメイク崩れが起きる原因と対策
※ 写真はイメージです
気温も湿度も高い夏は、メイクをキープするのに過酷な環境。汗で流れ落ちたり、毛穴が開いたり。エアコンの乾燥も影響すると言います。
「夏のメイク崩れの原因は、汗と皮脂。脂性肌の人が崩れやすいと言えます。ただ、乾燥肌は『皮脂を出そう』とするため、過剰に皮脂が出ることもあると言われており、乾燥していてもメイク崩れのリスクはあります」と、タクミさん。
※ 写真はイメージです
つまり、この時期は誰もがメイク崩れに悩む時期ということ。
でも、原因は汗や皮脂だけではありません。
「それ以上に、メイクが崩れる原因に『塗りすぎ・重ねすぎ』があります。シミ、くすみなどが気になるあまり、どんどん日焼け止めを塗り重ねてしまうとメイクがヨレる原因に。最新のメイクでは、ベースメイクはほんの少ししか塗らないのがトレンドです」
メイク崩れを起こさないスキンケアを
肌のコンディションを整えることも、メイク崩れ防止になるのだそう。
「厚塗りになるのは、赤みやくすみが気になってしまうから。素肌に透明感があれば、薄づきメイクでも十分きれいな仕上がりになります。つまり、崩れにくいメイクをするには、日頃から肌の状態を整えておくことも大切なのです」
また、「しっとり系」の化粧品は夏の時期には重すぎる場合も。スキンケアが季節に合っているかも、見直してみましょう。
目もとが滲むときは、使っているアイテムを見直して
サングラスをはずすと、目もとが滲んでいて慌てる! ということもあります。夏の“パンダ目”を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
「皮脂で滲む場合と、汗で滲む場合がありますが、皮脂崩れにはフィルム系のマスカラと、ジェル系アイライナーがおすすめです。汗対策はウォータープルーフのものを。どちらも使ってみて、自分の目もとが滲みにくいと実感できるものを選ぶのがよいでしょう。最近は崩れにくいと謳うアイメイクアイテムが増えていますので、いろいろ試してみるのがおすすめです」
崩れないベースメイクのステップ
化粧下地もファンデーションも、UVカット効果のあるものが増えていますが、「紫外線対策が気になっていろいろ重ね塗りをする必要はない」とタクミさんは指摘します。
「1日中、太陽の下にいるような日は別ですが、電車に乗って会社に行き、ランチで外出する、あるいは日中に買い物に行くくらいの生活であれば、紫外線を徹底ブロックするほどのベースメイクをする必要はありません。UVケアミルクや、紫外線カット効果のある化粧下地、日焼け止め入りのファンデーションやフェイスパウダーを何重にも重ねている人が多いのですが、そのために却って崩れてしまうことも。崩れてしまってはUVケアも台無しです」
スキンケアのあと、使うアイテムと重ねる順番は、
- ① 化粧下地
- ② リキッド(またはクッション)ファンデーション
- ③ コンシーラー
- ④ フェイスパウダー
「UVケアも兼ねられる化粧下地を顔全体に薄く伸ばし、ファンデーションは顔全体に対し小指の先くらいの量で十分です。以下のポイントにファンデーションを置き、指2本でスーッと伸ばして、スポンジでパッティングします。顔の高いところと、小鼻の脇に明るめのファンデーションを載せるイメージで」
※青の部分にファンデーションを置いてぼかす。赤い部分にはファンデーションを塗らない。
ポイントは、おでこの際や耳の前あたりはつけないこと。
「顔まわりの地肌を見せることで、若々しく艶があるように見せる効果と、顔の中央を明るくするハイライト効果があり、さらに薄づきのためヨレにくくなるのです」
「次に、シミやくすみなどの気になるところをコンシーラーで隠し、最後はフェイスパウダーでさっと仕上げます」
※ 写真はイメージです
さらに崩れにくいコツとして
・ファンデーションのあとに水に濡らしてギュッと絞ったスポンジでパッティングする
・最後にメイクキープ用ミストをかける
という方法も。
「水を絞ったスポンジでパッティングすると、余分な皮脂も取れるので崩れにくくなります。ファンデーションを取ってしまわないようにこすらずにトントンと軽く叩くのがコツ」
目尻のシワも気になって厚塗りになりがちですが、むしろヨレやすくなるので、ほんの少しのファンデーションをつけるだけでOKです。
「手軽さ重視の人は、BBやCCクリームを顔全体にうすく塗ればOK。厚塗りは老け見えするだけでなく、崩れやすいので要注意です」
出先でメイク直しはどうすればよい?
午後になると、顔がテカテカ!なんてことも。
「簡単なメイク直しは、まずは脂分をオフします。軽い崩れはティッシュなどでよいですが、かなり崩れている場合は、スポンジを水で濡らしてギュッと絞ったものでポンポンとオフしましょう。その後に塗るものは、薄く仕上げる程度でよければフェイスパウダーを。しっかり目に整えたい場合はファンデーションを載せます。UVケアもしたい場合は、SPF入りのフェイスパウダーやファンデーションを使いましょう」
水を含んだスポンジを用いることで、顔の脂分と水が混ざって朝のスキンケア後のようにスッキリした皮脂膜状態にリセットできます。気分も新たに午後を過ごしたいですね。
《 崩れにくいメイクに使うアイテムまとめ 》
スキンケア:
水分、油分が適正のものを
化粧下地:
UVカット効果のあるもの
ファンデーション:
明るめのリキッドまたはクッション(指+スポンジでつける)
コンシーラー:
ハイライト用ではなく、カバーリング用
フェイスパウダー:
ブラシよりパフでつけるとふんわり仕上がる
メイクキープ用ミスト:
最後の仕上げに顔全体に。
皮脂吸着パウダーやスプレーもOKアイメイク:
(皮脂対策)ジェル系アイライナー、フィルムタイプのマスカラ
(汗対策)ウォータープルーフのアイライナー、マスカラ
こんなときどうする?トップアーティストに聞くQ&A
外気と室内の温度差などで肌の調子が悪く、それもメイク崩れの原因なのでしょうか?
そうですね。肌は血行が悪いところがくすんだり乾燥したりします。体の土台を整えることで肌の状態もよくなり、透明感が出てくれば厚塗りも防げます。夏でもしっかり入浴したり、エアコンの冷え対策をしたり、冷たい飲み物を控えるなど、冷え対策も行ってみましょう。
赤みや黄ぐすみが気になって、薄づきメイクに抵抗があります。肌の色がキレイにみえる方法はありますか?
カラーコントロールができるUVカット入り下地なども出ていますので、それをプラスしてみましょう。従来、赤みには反対色のグリーン系、黄ぐすみにはパープルというセオリーがありますが、180度真逆の色では却って消しにくく、赤みにはイエロー系、黄ぐすみにはピンク系など「90度」の位置にある色を選んだほうがスッキリと仕上がります。
※ 写真はイメージです
まとめ
ベースメイクを絶対に崩さないコツは、「崩れるものをほとんど塗らないこと」だとタクミさんはアドバイス。今のトレンドは、ファンデーションの量が昔の5分の1くらいになっているのだそう。素肌を整えて、色むらが気になるところにファンデーションを載せるというイメージで、この夏を乗り越えましょう。
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