2026.9.11(FRI)

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メイクののりが悪い、肌のザラつきを感じる、毛穴やくすみが気になる…。これらはすべて「角質ケア」が必要なサイン。「でも、角質ケアって肌に刺激が強そう」「ちょっと怖い…」と思っていたら、もったいない! 今はマイルドな角質ケアがほとんどです。正しいやり方やその効果を、エステティシャン歴30年の瀬戸口めぐみさんに教えていただきます。

お話を伺ったのは…

エステティシャン/株式会社MEMディレクター&CEO
瀬戸口めぐみさん

自然派化粧品ブランドで28年間ブランドディレクターを務め、開発した化粧品は数多くのミリオンセラーを記録。エステティシャンとして30年のキャリアを持ち、国内外のセレブリティをはじめとし、延べ1万人以上の施術を行う。2021年秋、独立。プライベートサロンで集中してエステに向き合う日々を過ごし、トリートメントに使用する化粧品も開発。2023年にMEMを設立。https://mem-mem.jp/

※ヤーマンより依頼したコメントを抜粋・編集の上掲載しています

顔の角質がたまるのは肌のエラー

※ 画像はイメージです

そもそも「角質」とは何でしょうか?

「肌は、外的刺激から守る『表皮層』、コラーゲンやヒアルロン酸を創り出す『真皮層』、栄養を蓄える『皮下組織』でできています。新しい細胞は『表皮層』の最奥部でつくられ、徐々に上に押し上げられて最後は『角質』となって剥がれ落ちる。これをターンオーバーといい、健康な肌は約28日で生まれ変わるとされています」と、瀬戸口さん。

※ 画像はイメージです

「ところが、肌にエラーが起きてターンオーバーが乱れると、角質が剥がれ落ちずに古い角質が残って折り重なる『角質肥厚』になることも。メイクののりが悪くなったり、くすみが気になるときは角質肥厚のサインかもしれません」

肌のエラーとは、生活習慣の乱れや間違ったスキンケア、ストレスなど原因はさまざま。現代人の多くは、ターンオーバーが乱れがちだと瀬戸口さんは指摘します。

どんな人が角質肥厚になりやすい?

ひとつは加齢によるもの。年齢とともにターンオーバーの速度が遅くなり、40代を過ぎると約40~50日はかかるようになるのだそう。

「もうひとつは正しいクレンジング&洗顔ができていないこと。古い角質は落とすのが鉄則ですが、落としきれていない人は少なくありません。また、夏は湯船に入らずシャワーで済ませたり、エアコンで体が冷えているので代謝が悪くなり、ターンオーバーも遅くなりがちです。夏に肌がザラついたり、くすみが気になる人は増えてきます。そして紫外線や乾燥など外的刺激を受けると、角質は肌を守ろうとして厚くなります。できるだけ刺激を与えないことも大切なのです」

チェックリストで角質の状態を確認

以下のいずれかに当てはまるものがあれば、不要な角質がたまっているサイン。角質ケアを始めましょう。

  • メイクののりが悪い
  • スキンケアの浸透が悪い
  • 肌が乾燥する
  • 触れるとザラつき、ゴワつきを感じる
  • 毛穴の詰まりが気になる
  • かゆみや赤みがある
  • くすみが気になる、肌に透明感がない

「洗顔後の肌がもっともチェックしやすいので、透明感や毛穴の状態などを見てみましょう。また、手の甲で頬や顎下などを触ってみて、ザラつき、ゴワつきがないかもチェックしてみてください」

角質ケアですべすべの肌に

「角質ケアはとてもおすすめ」と話す瀬戸口さん。しっかりケアすれば、吸いつくようなすべすべで透明感のある肌に変わっていくと言います。
しかし、角質ケアの前に、まずはクレンジング&洗顔を見直しましょう。

おすすめクレンジング(メイク落とし)&洗顔STEP

  • ① ミルクかジェルのメイク落としで、やさしくメイクオフ
  • ② ぬるま湯でしっかり洗い流す。生え際やあご下も丁寧に
  • ③ 泡たっぷりの洗顔料で汚れを吸着させて、やさしく洗い流す
  • ④ やわらかいタオルでやさしく水分をとる

クレンジングだけで、1分半ほどかけるのが理想。少ない人は30秒もかけていない印象です。また、強くこすっている人も。これでは角質がめくれたり、厚くなってしまいます。指先でやさしく、くるくるマッサージの要領で落とすだけで、メイクはしっかりオフできます。クレンジング剤は肌質やメイクの濃さによって使い分けてOK。ただし、乾燥肌の人は、乾燥を招きやすいオイルクレンジングよりもミルククレンジングがおすすめです」

また、朝も泡洗顔を推奨

「朝の肌も皮脂や汗などで汚れています。水洗顔ではなく、洗顔料も使うこと。ただし、メイク落としと洗顔料が1つになったものは、メイクをしていない肌には負担になるので、朝洗顔の使用はおすすめしません」

※ 写真はイメージです

角質ケアの主な種類は4つ

さまざまなタイプの商品があり、「どれを選んでいいかわからない」という場合は、悩みに合ったものを選んでみましょう。

1. ザラつきを解消したい:スクラブ

やわらかいスクラブ剤配合で、角質を絡めとるケア。硬めのものではなくやわらかいものを選ぶこと。

2. くすみが気になる:ピーリング

酸や薬剤などで、角質をやわらかくして剥がし落とすもの。「角質美容液」などはピーリングタイプ。刺激は少なく、マイルドな処方。

3. ニキビや過剰な皮脂:酵素

タンパク質を溶かす方法で角質ケア。10代で皮脂分泌が活発なニキビ肌は酵素洗顔もおすすめ。

4. 毛穴が気になる:クレイ(泥)

肌にミネラルを届け、汚れも吸着、肌を整える。毛穴だけでなく、総合的に角質ケアにアプローチできる。使用後はクリアな肌印象に。
「乾燥肌や敏感肌など、肌質が気になる場合は、保湿成分が多めのものや、敏感肌用などを選ぶとよいでしょう」

角質ケアを行う際の注意点は?

角質を取り過ぎないこと、やさしくケアすること、即効性を求めずに時間をかけてケアすること。この3つを守って行いましょう。

「つるすべ肌になりたい、毛穴詰まりを解消したいからと回数を多くしたり、ゴシゴシこするのは厳禁です。赤ちゃんのほっぺたを触るような感覚が正解です。角質美容液(ピーリング)は毎日でもOKですが、スクラブは週に1回程度、クレイは1~2回くらいにすること。また、摩擦を起こさないように使用量を守って行いましょう。量が少なすぎると肌に刺激になることがあります」

そして、角質ケアのあとはしっかりスキンケアを。

「これは、注意点というよりも角質ケアのメリット。古い角質が取れ、肌がつるんとした状態になっているので、スキンケアの成分の浸透がよくなっています。たっぷりと美容成分を与えてあげましょう。化粧水は2度づけするくらいでも。スペシャルなシートパックもぜひ、このタイミングで使ってみてください」

※ 角質層まで

角質ケアの疑問。専門家に聞くQ&A

どのタイミングで行うのがよいですか?

スクラブとクレイは角質がやわらかくなっているバスタイムがおすすめです。メイクを落としたあとに、洗顔代わりにスクラブやクレイで角質をオフしましょう。ピーリングは毎日のスキンケアに組み込んで構いません。

角質を取り過ぎていないか心配です。

使用量と回数を守れば、取り過ぎることはありません。とくに、最近の角質ケアはマイルドになっています。使用後に赤みやかゆみが出る場合は肌に合っていないサイン。使用を中止し、皮膚科を受診しましょう。

吹き出物があるときは、角質ケアしないほうがいいですか?

赤くなっていたら炎症なので、避けましょう。白く詰まっているものは毛穴の汚れなので、角質ケアがおすすめです。

角質ケアをしないと、たるみにもつながりますか?

肌の上に古い角質が残っているということは、スキンケアの浸透が悪くなるということ。せっかく良い化粧品を使っていても、その成分が届きにくくなります。その結果、たるみやシミになりやすいと言えます。

ふき取り化粧水は角質ケアになりますか?

なります。ただし、コットンがひたひたになるくらいの量で、やさしくふき取ること。朝の洗顔をふき取り化粧水にするのもいいですよ。

美容クリニックのピーリングは、ホームケアと何が違うのでしょうか。

圧倒的に濃度が違います。クリニックは角質ケアだけではなく、肌を再生させることを目的としている場合が多いので、ダウンタイム(治療後の回復期間)が必要になる場合も。くすみをケアしたいくらいであれば、角質美容液で毎日のスキンケアでピーリングするのでも十分効果はあります。

※ 写真はイメージです

まとめ

古い角質はやさしくオフして、フレッシュなすべすべの肌を取り戻しましょう。スキンケア効果もぐっと高まり、さらなる美肌を目指せますよ。