DOCTORS COUNSELING

DOCTORS COUNSELING | 2022.10.19

キーワードは「摩擦レス」  皮膚科医が教える、肌トラブルシューティング – Vol.1 シミと肝斑/高瀬聡子先生

vol.1 シミと肝斑/高瀬聡子先生〔ウォブクリニック 中目黒〕

 

肌の悩みは尽きないもの。そんなときに頼りになるのがドクターです。たくさんの肌トラブルをケアされてきた皮膚科の先生に、現代女性が抱える肌悩みとその原因や治療法について伺う本シリーズ、第1回目は、シミと肝斑の治療で定評のある高瀬聡子先生に、ヤーマン株式会社代表取締役社長の山﨑貴三代がお話を伺いました。

 

(右)ウォブクリニック 中目黒 総院長 高瀬聡子先生  https://wove.jp/  (左)ヤーマン株式会社 代表取締役社長 山﨑貴三代

 

シミや肝斑に悩む人が増加した背景とは?

社長 山﨑貴三代(以下 山﨑): 先生のクリニックには今、どういった肌悩みでいらっしゃる患者さんが多いのでしょうか。

高瀬 聡子先生(以下 高瀬先生):  当院ではエイジングケアのためのさまざまな肌トラブルの相談をお受けしていますが、なかでもシミやくすみ、肝斑の治療を得意としていることもあり、そのご相談でいらっしゃる方が多いですね。

山﨑:シミや肝斑に悩む方は増加しているのですか?

高瀬先生:もともとどなたでも発症する潜在的な要因がある肌トラブルですが、加えて昨今のマスク生活の影響が大きいと思います。マスクが肌に直接触れることで摩擦が生じてシミや肝斑が濃くなった、より目立つようになったと感じている方は多いですね。

 

紫外線が引き起こし、摩擦が悪化させる

山﨑:そもそも、シミや肝斑はどういったメカニズムで起こるのかを教えていただけますか。

高瀬先生:紫外線が大きな要因であることが解明されています。紫外線による刺激が炎症を起こし、 サイトカインという物質を生成します。それが伝達物質としてメラノサイト(色素形成細胞)に信号が送られ、メラニン色素がつくられます。このメラニンはケラチノサイト(表皮細胞)の中に留まり、定期的に排出されながら肌細胞を守る働きをするのですが、排出のサイクルが乱れて蓄積すると、可視性のあるシミとなるのです。

山﨑:やはり紫外線によるところが大きいのですね。

高瀬先生:そうですね。シミで来院される方で、小麦色の肌が憧れだったマチュア世代の方は多いですね。このほか、日常活のストレスや睡眠不足が誘発するホルモンバランスの乱れも原因のひとつで、20代、30代の若い方はこうした内的要因の方もいらっしゃいます。こうした方の中には美容意識が高いあまり、正しくないお手入れで摩擦による刺激を起こしている方も多いです。

 

(上)シミ治療の患者さんのレーザー治療のプロセス。フォトRFオーロラを用いて全15回、1年3カ月かけてたるみも解消。 (下)肝斑治療の患者さんのプロセス。ケミカルピーリング9回、トーニング20回、ビタミンC導入を併用し、約2年11カ月を要した。

 

治療のプランと期間

山﨑:できてしまったシミには、どのような治療をされるのですか。

高瀬先生:シミや肝斑に対しては内服と外用薬で複合治療することが多いです。肌内部に炎症が起こっているのでそれを鎮静させるために、ビタミンCやビタミンE、トラネキサム酸など服用していただき、並行して美白効果のあるハイドロキノンや、還元剤の一種であるシステアミンなどを配合したクリームを様子を見ながら塗布します。患部へのダイレクトな処置としては、レーザー治療やケミカルピーリング、肝斑の場合はごく弱い出力でレーザーを当てて炎症を微量に起こすことでサイトカインを誘導し、メラニンを抑えていくという治療が効果的です。

山﨑:よりダイレクトにアプローチする方法ですね。そうした治療はどれくらいの期間を要するものなのですか。

高瀬先生:患部の程度にもよりますが、シミをピンポイントできれいにする場合は最低でも1カ月は必要。2週間ぐらいでかさぶたがはがれたあと、色素沈着にならないよう慎重に経過観察しながら進めていきます。肝斑の場合は、シミの濃さや生活習慣によって異なりますが、最低でも2カ月半、人によっては1年くらいかかります。

山﨑:できてしまったシミを治すのは、やはり時間がかかるんですね。日常の生活習慣の中でどういったことがシミの要因や治療に関わってくるのですか?

高瀬先生:外出やアウトドア活動が多い方は紫外線に浴びる量が多いので、シミができやすいということになります。また肝斑は、摩擦による刺激が原因のひとつなので、日々のお手入れの仕方が重要。メイク落としの際にゴシゴシこすっている方は、まずそこを改善することが必要となりますね。

 

 

肌のアンチエイジングのために日常生活で気をつけるべきこと

山﨑:先生のクリニックでは、そういったお手入れのアドバイスも行っていらっしゃるのですね。

高瀬先生:そうです。医師として患部を治療することはもちろんですが、予防も重要なことをわかってもらいたいのです。患者さんに対しては、治療に入る前にクレンジングのやり方を指導して、肌に負担をかけないメイクの落とし方や洗顔法を体験してもらいます。

山﨑:具体的にはどのようなやり方ですか。

高瀬先生:泡状のクレンジングを肌にのせて、ほぼ肌に触れないか、触れてもまったく負担のない軽い圧でなじませて、スポンジで拭き取ります。テクニックも必要なく、肌に摩擦としての負担がない方法を提案します。

山﨑:なるほど、スキンケアで注意することはそのほかにもありますか?

高瀬先生:化粧水で保湿する際にパンパン叩き込むのは、シミや肝斑にはよくないですね。コットンは均一に肌に塗布することができるので、注意して使えば便利なツールです。化粧水や乳液をひたひたになるまでたっぷりと含ませて、こすったり叩いたりせず肌にのせる感覚で使うとよいと思います。

山﨑:肌にいいと思ってやっていることが、そうでないこともあるということですね。肌に物理的な刺激を与えることは避けたほうがいいということは、まだ知らない方も多いのではないでしょうか。

高瀬先生:化粧品にはいろんなアイテムやトレンドというのもあるので、クリニックとしてはそれらひとつひとつに良い悪いといえません。けれど基本的には、 肌トラブルのない美しい肌をキープするには「肌に負担をかけないことが重要」ということをさまざまなシーンでお伝えしています。そしてそれはアンチエイジングにつながること。化粧品やメイクツールのブランドさんには、そうした観点で商品をつくってもらえるといいですね。

 

 

摩擦なくつけられるファンデーション

山﨑:ヤーマンでは、スキンケアのあとに続くベースメイクとして、ミストタイプのファンデーション「ミネラルエアー」を開発、好評を博しています。ボタンひとつでミネラルファンデーションが微細な粉体となり、スプレーのように肌に塗布される仕組みです。

高瀬先生:パフやブラシを使わずに、摩擦なしでつけられるというわけですね。粉体の粒子であるファンデーションには紫外線を跳ね返す力があるので、紫外線から肌を防御するという点ではつけることそのものには問題はありません。シミや肝斑の観点でいうとやはり摩擦を起こさない、こすらないというものが好ましく、肌に刺激や負担がないかということが重要です。

山﨑:「ミネラルエアー」は、本体のボタンを押して顔に吹きかけるだけなので、肌に一切タッチしません。それでいて30ミリミクロンという微粒子が均一に肌にのり、軽やかで美しい仕上がりになるというお声をいただいています。

高瀬先生:塗る、つける、というより「まとう」といったイメージでしょうか。新しいタイプのファンデーションですね。

山﨑:摩擦による刺激から解放されますし、テクニックも要らずで本当に簡単です。またシミのレーザー治療後は患部にシールを貼るのだと思いますが、「ミネラルエアー」ならその上からでも使ってもらえるのではないでしょうか。

高瀬先生:選べるものの幅が広がるのはとてもいいことですね。

 

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